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紫外線は波長によって種類が分かれる!特徴を知って肌を守ろう!

活性酸素との関係が注目されるなど、人にとって有害なイメージをもたれる事も多い紫外線。

ですが、紫外線の種類であったりそれぞれの特徴を詳細に説明する事のできる方は多くないでしょう。特に私たちに大きく影響する地上に届く紫外線の波長について詳しく見ていきましょう。

紫外線とは

紫外線とは
春から夏になると太陽から降り注ぐ紫外線を気にする人も増えてくるでしょう。紫外線といえば日焼けなど肌への影響を一番に思い浮ぶかもしれません。そもそも紫外線とはどんな光線の事なのでしょうか。

太陽から発せられる光線の種類には、紫外線だけではなく赤外線や可視光線といった種類があります。この中でいつも話題の中心となる紫外線は、なんと他の光線よりも圧倒的に少なく全体のたった6%程となっています。これらの光は全て電磁波であり、波長とはその波の長さの事を指します。

ひとつの波から次の波までの長さを波長といい、赤外線・可視光線・紫外線の3種類の中で一番波長が短いのが最後の紫外線になります。紫外線の様な短い波長のものほどエネルギーが強く、与えるダメージも強いのが特徴となっており、それ故太陽光線の中で最も波長の短い紫外線が主に取り沙汰されるのです。

紫外線の種類とその波長

紫外線の種類とその波長
太陽光線の一種である紫外線も波長の長さによって分類する事ができます。紫外線には、UV-A・UV-B・UV-Cという種類があります。もちろんどれも赤外線や可視光線よりも波長が短く、決して目に見える事はありません。

UV-Aの波長は315~400nm、UV-Bでは280~315nm、UV-Cは200~280nmとなっておりUV-Aが一番波長が長くUV-Cが最も短い事が分かりますね。

○UV-A

紫外線の中で最も多くの割合を占めるUV-A。

生活紫外線とも呼ばれるもので、紫外線の中では波長が長めになります。そのため、他の紫外線よりもパワーが弱く有毒性も弱いと言われています。波長が長いため空が曇りであっても関係なく届き、またガラスをも透過してしまうのです。

昔は害の少ない紫外線と言われてきましたが、今では肌の真皮層へダメージを与える事が知られています。パワーが強くないため、日焼けによる火傷の様な状態を作り出す事はありませんが、その分肌の内部へジワジワとダメージを与えます。

真皮にある肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンを変性させ、たるみや皺の原因を作るのもこの紫外線Aとなります。

○UV-B

UV-Bは、日焼けを起こす犯人と言えば分かりやすいでしょう。

UV-Aよりも波長が短いため、パワーが強く主に表皮にダメージを与え肌の火傷を起こしたり水膨れなどを作ります。紫外線に含まれるUV-BはUV-Aよりずっと少ないのですが、有毒性は非常に強いという特徴があります。また、シミや皮膚癌の発生にも影響するので注意をしなければいけません。

季節や天候にあまり左右をされる事がないUV-Aと違ってUV-Bは、夏場に最もその量が多くなり、曇よりも晴天時の方が地上へ多く降り注ぎます。ガラスの透過率は低く、室内ではその影響を受けにくくなるのもUV-Bの特徴ですね。

○UV-C

今まで紫外線の中では、ほとんど影響がないとそれ、軽視されてきたのがUV-Cです。UV-Cは紫外線の中で最も波長が短いため、一番パワーが強く有毒性も最も高いという事になります。

それにも関わらず、今まで問題にされていなかったのは、UV-Cはオゾン層に吸収される事から、地上にはほとんど届かなかったためです。オゾン層は、地上約20~30km上空にあり太陽から降り注ぐ紫外線を遮断し和らげてくれているものです。

波長が短いUV-Cは、このオゾン層に遮断され地上まで届く事がなかったんですね。そのため人体に直接影響を与える事がなく、取り上げられる事が殆どなかったためその存在を知らない人も多いでしょう。

ですが、近年の地球温暖化の影響により年々このオゾン層が破壊されつつある事が問題となってきています。紫外線によるトラブルが増加したのも、オゾン層の破壊がひとつの理由だと言えるでしょう。

そういった事から今まで地上に届かなかったUV-Cもこれからは決して軽視できないと言われるようになってきました。今はまだ紫外線対策と言えばUV-AとBを主軸にしたものが大半ですが、段々とUV-Cの影響も注意されるようになっています。

DNAにまで作用する巨大なパワーがあり、短時間照射されるだけで人体に大きな被害を与えるUV-Cの事についても頭にいれて起きたいですね。

どの様に対策していくべき?

どの様に対策していくべき?
紫外線を悪者の様に扱ってきましたが、実際は紫外線もこの世に無くてはならないものです。ビタミンDの合成に必要であったり、殺菌作用もあります。有毒性が一番強いとされるUV-Cですら、人工的に作られ様々なシーンで利用されているのです。

ただ、無闇やたらと紫外線にあたるのはやはりNGです。ですから、きちんと紫外線対策を行う必要があります。

紫外線対策の基本は、物理的に光線から皮膚などを保護する方法があげられます。その中でも有効なのが、日焼け止めですね。現在販売されている日焼け止めの多くはUV-AとUV-Bを意識したものになっています。UV-Aへの効果は日焼け止めのPA値で、UV-Bへの効果はSPF値で判断する事が可能です。

UV-Aは1年中どこにいても降り注いでいますから、日焼け止めも毎日欠かさずに塗布し続けたいものですね。

また最近ではUVカット加工のなされているウェアなども多く発売されています。こうしたUVカットウェアでは、UPFという数値で紫外線帽子効果を判断する事ができますよ。UPF値が高いほど紫外線予防効果も高いという事になるので選択の基準として参考にしてみてください。

こうした直接的な対策だけではなく、内側からも紫外線対策を行う事ができます。抗酸化作用の強いビタミンやファイトケミカルの摂取がお勧めです。

おわりに

紫外線は波長によってそれぞれ人体に与える影響について特徴があります。紫外線の中ではUV-Bが最も危険と言われていましたが、実際は真皮にも届くUV-Aにも十分注意しなくてはいけません。また、これからは今まで不安視される事のなかったUV-Cケアの開発も進んでいくことでしょう。

どれかひとつだけの対策を行えば良いと言う訳ではなく、紫外線の波長の特徴に合わせてトータルで防御していく事が大切になります。

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