ラジオ体操の美容と健康の効果が凄い！ラジオ体操の知られざるその効果とは！？

ラジオ体操といえば、子供からお年寄りまで誰もが知っている国民的な体操ですね。小学生の頃の夏休みの朝といえばラジオ体操から始まる！という思い出がある人も多いのではないのでしょうか？

子供の頃はあんなに馴染みのあったラジオ体操も大人になってからは中々やる機会もありませんよね。

しかし、今ラジオ体操が美容と健康に効果が高いと大注目されているんです。

実はラジオ体操は、地味な動きに見えて全身を隈無く使う凄く効率的な体操なんです。ひとつひとつの動きに意味があり、多くの効果が隠されているのがラジオ体操なのです。

今まで知らなかったラジオ体操の知られざる効果について解説していきましょう。

ラジオ体操とは？
ラジオ体操の素晴らしい効果とは
- ラジオ体操にかかる時間
朝？昼？それとも夜？ラジオ体操はいつ行えばいいの？
音楽に合わせてラジオ体操第1・第2の動きを復習してみよう
- ラジオ体操第1の動きと効果
- ラジオ体操第2の動きと効果
ラジオ体操の効果を高めるために意識したいこと
ラジオ体操、注意することはある？
ラジオ体操まとめ
- 執筆者の余談

ラジオ体操とは？

出典：youtube

ラジオ体操は、実は今から約80年以上も昔からある体操なんです。1928年に国民保健体操として簡易保健局（かんぽ生命）が制定したものが、今のラジオ体操の始まりとなります。その後1951年～1952年に今現在よく知られているラジオ体操第1、第2に再構築されました。

当時はラジオを通して放送されており広く国民に普及されていったため「ラジオ」体操という名前となりました。

ラジオ体操の素晴らしい効果とは

①肩こりの改善予防
②血行促進
③冷えの改善
④便秘の解消
⑤ダイエット効果
⑥ストレスの解消
⑦アンチエイジング
⑧新陳代謝のアップ

ザッとあげただけでもラジオ体操には、こんなにも多くの効果があります。しかし、実際はここにあげきれない位にまだまだ色んな効果があります。例えばラジオ体操で血行不良が改善されれば、肌の色艶も良くなりますしムクミの解消にも繋がります。冷え性や便秘が改善されると免疫力のアップにも効果があるのです。

ラジオ体操にかかる時間

ラジオ体操は、第1も第2も約3分ちょっととなっています。2つ行っても7分もかかりません。しかし、この短い体操時間でそれぞれ13種類の動きと全身400箇所以上の筋肉に働きかける事ができるのです。ラジオ体操は基本的に有酸素運動ですが、ストレッチやバランス運動の動きも持ち合わせています。

複数の効果があるのは、ラジオ体操の動きが身体のいち部分だけを鍛えるといったものではなく全身をバランス良く使う事ができるからなんですね。

これだけの動きを短い時間でバランスよく組み合わせた体操は、他にはなかなかありません。しかも子供からお年寄りまで誰でもできる事を考えると、ラジオ体操がいかに優れているのか分かりますね。

朝？昼？それとも夜？ラジオ体操はいつ行えばいいの？

夏休みのラジオ体操など、ラジオ体操といえば朝行うもののイメージが強いですね。でもラジオ体操は朝しなけばいけない決まりはなく、1日の中でいつ行うかによって効果が違います。自分のライフスタイルに合わせて行うとよいでしょう。

ラジオ体操を朝に行う場合

ラジオ体操を朝に行うと身体の各器官を目覚めさせることができます。1日の始まりに行うことで、朝から活動的に動く事ができるため、学業にも仕事にもメリットがあるのです。

ラジオ体操を日中に行う場合

ラジオ体操を日中に行うと、それまでの身体のコリなどをほぐすという効果があります。また、集中力ややる気を回復させる事ができるのでちょっと注意が散漫になってきたな、という時には日中のラジオ体操はお勧めですね。

ラジオ体操を夜に行う場合

18時頃に行った場合は、最もダイエット効果が高まると言われています。その理由は、体温がこの時間帯に上るためカロリーの消費量が他の時間帯よりも高いためです。また、就寝時間の2時間ほど前に行うと眠りにつきやすくなります。

音楽に合わせてラジオ体操第1・第2の動きを復習してみよう

なんとなく覚えていても、ラジオ体操ではどんな動きをするのか覚えていない人もいるはずです。そこでラジオ体操第1と第2の動きを簡単に復習してみましょう。また、動作別の効果についてもみてみましょう。

写真付きの動作解説はコチラ（外部リンク：NHK）

ラジオ体操第1の動きと効果

1.伸びの運動
効果：姿勢を正しくする

2.腕を振り脚を曲げのばしする運動
効果：全身の血行を促進して身体を温める

3.腕を回す運動
効果：肩こりや首の疲れをとる、頭痛や眼精疲労にも

4.胸をそらす運動
呼吸機能を改善する

5.身体を横に曲げる運動
効果：背骨を柔軟ににする、消化器官の働きを促進する

6.体を前後に曲げる運動
効果：腰痛の予防

7.身体をねじる運動
効果：筋肉をほぐす

8.身体を上下に伸ばす運動
効果：全身のバランスを整え俊敏さを身につける

9.身体を斜め下に曲げ胸を反らす運動
効果：下半身の筋肉を伸ばし、腰の圧迫感を取り除く。

10.身体を回す運動
効果：腰の悪い癖や圧迫感を取り除く

11.両足でとぶ運動
効果：全身の緊張をほぐし血行を促進する

12.腕を振って脚を曲げ伸ばす運動
効果：脚と腕を刺激し全身の血行を良くする

13.深呼吸
効果：リラックス効果

ラジオ体操第2の動きと効果

1.全身をゆする運動
効果：全身の血行促進、緊張をほぐす

2.腕と脚を曲げ伸ばす運動
効果：腕と脚の筋肉を伸ばす、血行促進

3.腕を前から開き、回す運動
効果：肩こりをほぐす

4.胸を反らす運動
効果：胸を広げ呼吸器官の働きを助ける

5.体を横に曲げる運動
効果：背骨を柔軟にして腰を痛めるのを防ぐ、消化器官の働きも活発にする

6.体を前後に曲げる運動
効果：背中腰への負担を和らげる、消化器官の働きを助ける、便秘の解消

7.体をねじる運動
効果：腹部の筋肉をほぐし腸の動きが良くなる、便秘の解消

8.片脚跳びとかけ足・足踏み運動
効果：全身の血行促進

9.体をねじり反らせて斜め下に曲げる運動
効果：胴体の筋肉を伸ばし背骨を柔軟にする、腰痛予防、ウエストラインを整える

10.体を倒す運動
効果：背中の筋肉を鍛えて肩こり腰痛を予防

11.両脚で跳ぶ運動
効果：全身の血の巡りを良くする、呼吸循環の働きを助ける

12.腕を振って脚を曲げ伸ばす運動
効果：呼吸を整える、身体を落ち着かせる

13.深呼吸
効果：身体と心を落ち着かせる

ラジオ体操第1と第2の違いは、ラジオ体操第1の方は性別や年齢に関わらず誰でも簡単に行えるようになっており、第2の方は第1と比べると運動強度があがっており青・壮年層の働く世代を対象にした構成になっています。そのためラジオ体操第2の方が、筋肉を強化する動きが取り入れられています。

ラジオ体操の効果を高めるために意識したいこと

ラジオ体操は1日に1回よりも、男性なら1日に5回女性なら1日に3回程度を目安に行うと効果が高まると言われています。連続して行う必要はありませんが、朝・昼・夜に1回ずつ行うなど空いている時間を使って上手く回数をこなす事をおすすめします。

また、ラジオ体操を行う時には呼吸を止めずに行うようにしましょう。呼吸を止めずに行う事で、代謝がアップし脂肪燃焼効果が高まります。

ラジオ体操は全身を動かす体操ですが、つい上半身にのみ意識が集中し下半身の動きが疎かになりがちです。ラジオ体操の効果を十分に引き出すには下半身もきちんと動かすようにしましょう。
ダラダラと行わず、伸ばす曲げる捻るの動きの要所を押さえてキビキビとおこなうことが大切です。

そして小さなことのように思えますが、ラジオ体操を行う時には軽く手を握るようにして指先に力がはいらないよう体操を行ってくださいね。

ラジオ体操の効果は毎日続けることによって最大限の効果が引き出されます。ですからラジオ体操は毎日休まずに続けることが一番望ましいのですが、どうしても続けられない日があった場合は、少なくとも3日間を空けないように気をつけてください。

ラジオ体操、注意することはある？

ラジオ体操は身体に負担をかけず、なおかつ時間も場所も選ばないというメリットがあります。ただし、身体に負担をかけないとは、健康な人が前提です。

椎間板ヘルニアの方は悪化させる場合も

ラジオ体操には腰痛の予防などの効果もありますが、椎間板ヘルニアなどの持病をもっている人が行うと症状が悪化してしまう可能性が高くなります。

回数は適度に

むやみやたらと回数を増やして行ったり身体に痛みを感じても無理をして続けるのは身体に良くありません。何事もケースバイケース、ラジオ体操は絶対に身体に負担がかからない、悪い影響がないという事ではありません。ですから、もしラジオ体操をしていて身体に痛みなどの異変が現れた場合は一度体操を中止して様子をみましょう。