脱毛サロンでの施術を受けた経験がある方はお分かりかと思いますが、脱毛はお肌の状態が良好でないと受けられません。
脱毛サロンはレーザー照射での脱毛が主流ですが、その際に熱が発し、肌にダイレクトに当たります。火傷をするようなことはありませんが、脱毛に付随して出る症状には個人差があります。
レーザー照射時に熱いと感じる方もいるでしょうし、肌に赤みが出てしまう方もいるでしょう。私は今までに10回以上の施術を受けましたが、最初の一回目はひどく肌が荒れてしまい脱毛箇所が真っ赤になってしまった経験があります。
よくネットの口コミで、○○に行ったら肌が赤く腫れた!などの口コミを見かけますが、しっかり自己ケアをしていれば、肌トラブルのリスクはかなり軽減できるはずです。
脱毛後の肌トラブルを未然に防ぐためにも、今回は脱毛後の自己ケアの方法をご紹介したいと思います。
脱毛後のケア方法
アイシングはしっかりと
できる限りリスクを排除するために、脱毛サービスの流れの中には必ずお肌の『冷却』の要素が含まれています。脱毛サロンでは、レーザー照射後に簡易的に冷やしてくれますが、お肌にはまだ熱がこもった状態になっていますので人によってはしっかり冷却してあげないと肌を傷めてしまう原因になります。
脱毛後はシャワーのみ
当日はお風呂に入る際も長湯はせず、あまり体を温めすぎないように注意します。できればシャワーをさっと浴びるぐらいにした方がよいでしょう。お風呂上りには冷たく冷やしたタオルで念入りにアイシングしていきます。保冷材ではなく冷たく冷やしたタオルがおすすめなのは、一度に広い面積をムラなく冷やせることと、衛生的面からです。
デリケートなお肌にばい菌感染はもっとも避けなければなりません。冷やすのは特に日焼けしやすい露出が多い部分、お肌が弱い部分、粘膜に近い部分は入念に行うことをお勧めします。冷やすことで熱も取れ、お風呂で温まった肌への温度差で毛穴を引き締める美肌効果も期待できます。
保湿をしっかりと行う
次に私が脱毛のためにしているケアは『保湿』です。脱毛後は熱の放出と共に、お肌本来の水分も一緒に失っている可能性があります。その水分蒸発をできるだけ防ぐために保湿を行います。
大抵の女性が顔や体にそれぞれの化粧水やローションなどを使って、保湿ケアをされていると思います。しかし施術当日のお肌は、シェービングで刃をあてられたりレーザー照射で熱を浴びたりと、酷使されかなり負担がかかった状態です。デリケートな状態にはできるだけ刺激の少ない、ノンシリコンタイプのローションがおすすめです。お気に入りのケア用品は1日だけお休みして、施術当日だけはサロンで購入したノンシリコンのミルクローションを使用しています。
参考記事:
肌コンディションによっては脱毛を断られる
脱毛施術時にはまずサロンの方にお肌の状態を確認され、そこでレーザー照射が可能かどうかのチェックをされます。ケガがないか、肌荒れがないか、古傷はないか、そして乾燥がないかどうかです。お肌が乾燥していると脱毛の効果が著しく乏しくなってしまうらしく、私はハッキリと、「今日はこの部分が乾燥気味なので効果が弱いかも知れません。これ以上乾燥しているようだと次回以降は脱毛ができない可能性があります」と告げられたことがあります。
せっかく準備をして予定を整えて行ったのに「この状態では施術はできない」と言われるのは不本意ですよね。保湿は前日にだけ、脱毛前だけと単発でケアしてもダメなのです。冬はもちろん、春・夏・秋すべてのシーズンにおいて毎日しなければいけません。
顔やデコルテ部分は、毎日入念にケアしている方が多いと思いますが、ボディはどうでしょうか。私は脚のスネからお尻、腰、肘下ウデなどの保湿ケアを怠ってしまい、スタッフの方から注意を受けました。今思えばなんとなく乾燥しているという自覚はあったものの、体への保湿が面倒で見て見ないふりをしていたかも知れません。
それからは毎晩お風呂上りに、体へのケアも忘れずに行うようにしています。すると自分でもカサカサして明らかに水分不足だった部分が、ツヤツヤしていることに気づきます。顕著だったのは脚のスネです。以前は乾燥でかゆくなってしまうことすらありました。無意識に掻いてしまい白い粉のような皮が靴下についてしまっていましたが、今はそんなことはまったくありません。保湿を1年以上続けている今では脱毛サロンの方にも、「保湿がんばってますね」と褒めていただけるようになりました。
まとめ
清潔に冷やすこと、毎日保湿すること、この2つが脱毛したお肌をケアする方法です。
私はもともとお肌があまり強くなくカミソリ負けしていしまうこともあったので、脱毛のレーザー照射で肌荒れしてしまわないだろうかという心配もありました。しかししっかりとケアしてあげれば肌トラブルは未然に防ぐことができます。
脱毛後に肌トラブルが起きて脱毛を諦めた方は、もう一度、カウンセラーに相談してみましょう。