ダイエットというと、ツライ食事制限や運動がつきもの。そして炭水化物や油、砂糖などは大敵！しかし、「ダメ」と言われると普段よりも「食べたい！」と思ってしまうもの。ダイエット中は常に「美味しいものをお腹いっぱい食べたい！」という欲求との戦いで、結局長続きせずに、効果が出る前に挫折してしまう人も多いのではないでしょうか？ところが、今回ご紹介する「オリーブオイルダイエット」は、そんなダイエットの常識を覆すようなダイエット法なんです。

方法は簡単！オリーブオイルを飲むだけ！

オリーブオイルダイエットのやり方は簡単！なんと痩せたい体重に応じて、毎日大さじ1.5杯～3杯のオリーブオイルを「飲む」だけなんです。料理の中に入れて調理したり、オリーブオイルで体をマッサージしたり…という手間は一切ありません。食事制限や運動も必要ナシ！本当にオリーブオイルを飲むだけというものです。

そもそもオリーブオイルは油の一種。ダイエットの大敵の「油」です。なぜその油の一種であるオリーブオイルに、ダイエット効果があるのでしょうか？

オリーブオイルのカロリーは他のオイルと同じ

「オリーブオイル」というと、カロリーが低い特別な油と感じるかもしれませんが、カロリーはサラダ油やごま油と同じ、大さじ1杯で111kcalです。これを毎日飲むのですから、「え？そんなカロリーの高いものを毎日飲んだら太るのでは…？」と思いますよね？または、「サラダ油やごま油で代用はできないの？」と思う人もいるかもしれません。オリーブオイルのカロリーだけを考えると、ダイエット向きの食材とはとても思えません。しかし、オリーブオイルには他のオイルにはない、たくさんの良い成分が含まれていて、それがダイエット効果を生み出しているのです。

オリーブオイルの嬉しい効果

便秘の解消

特に便秘で困っているダイエッターがオリーブオイルダイエットをすると、まず最初に実感できるのがこの便秘解消効果。オリーブオイルの主成分であるオレイン酸には、「小腸や大腸で吸収されにくい」という性質があります。口から入ったオリーブオイル（オレイン酸）は、小腸で吸収されずに大腸まで届きます。すると大腸を刺激して、大腸の動きを活発にしてくれます。更に、大腸で固まってしまった便に入り込み、滑りをよくする「潤滑油」の働きもします。このようにして、便の排出をスムーズにしてくれるのです。

悪玉コレステロール、中性脂肪の減少

コレステロールは大きくわけて「善玉コレステロール」と「悪玉コレステロール」の2種類があります。オルーブオイルの主成分・オレイン酸は「善玉コレステロールを減らさずに、悪玉コレステロールのみを減らす」という働きをします。またこの他に、オレイン酸は「中性脂肪を下げる」という働きも持っています。コレステロールや中性脂肪は肥満の原因ですが、生活習慣病の原因でもあります。オリーブオイルは、ダイエット効果だけではなく、健康にも良い効果が期待できます。

食欲を抑える

オリーブオイルには食欲を抑える効果があります。これには血中のセロトニン(幸せホルモン)という物質が大きく関係していると言われています。オリーブオイルを摂取すると、血中のセロトニンが増加。オリーブオイルを摂取すると、満腹感が得やすくなり、その結果食欲を抑えることができ、ダイエット効果に繋がるのです。

このような効果が合わさって、「オリーブオイルを飲むと健康的に痩せることができる」と考えられるのです。

オリーブオイルダイエットのやり方

いくら痩せたいからと言っても、たくさんのオリーブオイルを飲めば良いということはありません。カロリー自体は他のオイルと変わらないので、飲み過ぎは肥満の元になります。

オリーブオイルを飲む量

あなたは何kgぐらい痩せたいと思っていますか？減らしたい体重によって1日あたりの飲む量が変わります。

9kg以下…大さじ1.5
9～18kg…大さじ3
18kg以上…大さじ3.5

便秘解消目的のみで飲む場合は、大人で大さじ2杯が推奨されています。

オリーブオイルを飲むタイミング

面倒だからと、朝や夜に一気に必要量を飲むのではなく、1日に飲む量を3回にわけて、朝昼夕の食前1時間前に飲むのが効果的と言われています。食前に飲むことで満腹感を早く得ることができ、食べ過ぎを防ぐことができるのです。

オリーブオイルで美しく、健康に

とっても簡単なオリーブオイルダイエット。オリーブオイルを飲むだけなので、今までダイエットで挫折した人や、時間が無い忙しい人でも続けることができそうですね。でもくれぐれも早く痩せたいからと言って、飲み過ぎには注意！このダイエットは、飲めば飲むだけ早くたくさん痩せるというものではありません。オリーブオイルを飲むことによって食欲を抑えつつ、体の中を調整しながら健康的に美しく痩せるというものです。「カロリーは他のオイルと同じ」ということを忘れずに、適量を守って行ってくださいね。