秋の七草のひとつとして数えられる葛は、まめ科の多年生つる草の事です。少し変わった容姿の植物ですが、夏には紫紅色の花が咲きます。珍しい植物ではありませんが、葛の花といっても頭にその姿が思い浮かばない人も多いでしょう。
しかし、葛は実際私たちの生活の多くに利用される身近な植物です。例えば風邪のひき始めに効果を発揮する葛根湯、また葛粉は今でも料理に多用されていますね。ただし、葛根湯も葛粉も全て葛の根の部分を利用したものになります。ですから、葛の花には特段何も効果がないように思われがちです。
でも、葛の花には根に負けず劣らずの嬉しい効能があるんですよ。特に女性には嬉しい美容効果もあるものなのです。そんな葛の花の美容効果について紹介したいと思います。
目次
葛の花はおなかの脂肪を減らす効果が認められている
葛根だけではなく、実は葛の花も昔から酒毒を解す生薬として重用されてきました。つまり二日酔いにとても効果があるとされてきたのです。葛の花のエキスを飲むと確かに血中アルコール濃度や悪酔いの原因となるアセトアルデヒドの上昇を抑えることが分かっています。
現在利用されている葛には、日本に自生している野葛(プエラリア・ロバータ)と東南アジアや中国に生えているシナクズ(プエラリア・トムソニー)があります。これらの葛の花に含まれる有効成分は、イソフラボン・サポニンです。そして、葛の花由来のイソフラボンは消費者庁が審査する機能性表示食品に認められており、おなか周りの脂肪、さらには皮下脂肪、内臓脂肪を減らす効果があると臨床試験で実証されました。
特に葛の花に含まれるイソフラボンは、葛の花イソフラボンと呼ばれ、一般的に認知度が高い大豆イソフラボンとは違う効果がある今注目の美容成分なのです。
葛の種類によって効果が違う?
葛には野生種のプエラリア・ロバータ、そしてシナクズであるプエラリア・トムソニーがあると述べました。どちらの種にも植物性イソフラボンが含まれていますが、実は同じイソフラボンと言えども細かな部分では異なっている成分なのです。
プエラリア・ロバータに含まれる植物性イソフラボンは、カッカライドと呼ばれるものでプエラリア・トムソニーに含まれてるのがテクトリゲニンというイソフラボンになります。簡単に言ってしまうと前者は主に肝臓への作用があり、後者はダイエットサポート効果が高いといったようにその効果が違うのです。
葛の花イソフラボンのダイエット効果について
葛の花の美容効果として注目されているのは、なんといっても葛の花イソフラボン(テクトリゲニン)によるものです。そこでこの葛の花イソフラボンの効果について、もっと詳しく見てみることにしましょう。
白色脂肪細胞という言葉を聞いた事がありますか?この白色脂肪細胞は、摂取したエネルギーを中性脂肪のして溜め込むという役割を果たしています。これも身体にとって大切な役割である事は間違いありませんが、蓄積された中性脂肪が過剰になってしまうと肥満になってしまうんですね。特に下腹部や下半身などにはこの脂肪細胞が多く、それゆえにお腹や下半身にお肉がついて悩む人も多いのです。
こうした脂肪細胞は、暴飲暴食や高カロリーな食事により分裂をして増殖してしまうのです。今までこの脂肪細胞の数は、子供の頃に決定してしまいその後は減ったり増えたりする事はないと言われていました。しかし、最近の研究により大人になってからでも脂肪細胞は分裂をしその数が増える事が分かってきたのです。
葛の花イソフラボンには、なんと脂肪細胞の分裂を防ぐといった効果があります。白色脂肪細胞は、溜め込まれた中性脂肪の量が収まりきらなくなる事によって分裂して増殖していくという仕組みになっています。つまり、脂肪細胞を増やさないためにするには、余計な中性脂肪を溜め込まないという事が大切になるんですね。
中性脂肪は肝臓で合成されますが、葛の花イソフラボンはその中性脂肪の合成を抑制する効果が期待できます。
またそれだけではありません。
脂肪細胞には白色脂肪細胞とは真逆の褐色細胞というものがあります。この褐色脂肪細胞は、脂肪という名前がついていますが、身体のエネルギーを熱に変えるという作用があるのです。分かりやすくいうと、褐色脂肪細胞がちきんと活性して働いてくれると代謝が良く脂肪が燃焼しやすい身体になるという事なんですね。
白色脂肪細胞は、非常に落としにくく、ただダイエットをするだけではその数は減らないと言われています。運動や食事制限では難しく、白色脂肪細胞を減らすにはクリニクックなどでの外科的施術が効果的なのです。しかし、褐色脂肪細胞を活性させる事によって、この白色脂肪細胞を減少させる事も不可能ではなくなるのです。そしてダイエットの心強い味方となる褐色脂肪細胞を活性化する効果が、葛の花イソフラボンにはあるんですね。
だから葛の花イソフラボンは、中性脂肪の合成を抑制する効果と脂肪の燃焼を促し、白色脂肪細胞を減らす効果を持っているということになります。
葛の花ダイエットの口コミ
(花ダイエットシリーズ第1弾)
葛の花
葛の花には、代謝を良くする作用やお通じを良くする効果があるので、ダイエット中の方はオススメです。
— 健康って最幸 (@xEqNWp4KnMLsaM7) April 4, 2017
葛の花はダイエット効果があるみたいですね。🌸
— ライム 👓 (@kyapa2057) August 14, 2016
アメブロを更新しました。 『「葛の花ダイエット」はじめました!!』
⇒ https://t.co/XnAoEGA8cz— 山田美帆 (@pinkhime1) January 29, 2016
ナレルの『葛花ダイエット』脂肪が燃えているのが実感できます
— ひろえ (@rusatta) December 19, 2010
大豆イソフラボンはおなかの脂肪を落とさない?
イソフラボンといえば、葛の花イソフラボンよりも大豆イソフラボンの方が有名でしょう。でも大豆イソフラボンと葛の花イソフラボンの効果は同じではありません。大豆イソフラボンでもっとも期待される効果は、女性ホルモンであるエストロゲン様作用があるという事です。そのため大豆イソフラボンを上手く利用すれば、美肌効果やバストアップをサポートしてくれます。しかし、服用量が適切ではなかったり、人によっては大豆イソフラボンを摂取することで逆にホルモントラブルを引き起こしてしまう事もあります。
ですが、葛の花イソフラボンにはこうした大豆イソフラボンのような弊害は認められません。もちろん妊娠中や疾患を抱えている場合は、医師との相談の上での服用がベストです。
そもそも葛の花イソフラボンも大豆イソフラボンもフラボノイドの一種ですが、前者はテクトリゲニン類、後者はイソフラボン類と異なっているのです。そのため、その作用も違うということなんですね。
おなかなどの脂肪を減らす効果に関しても同じで、葛の花由来のイソフラボンだけが認められています。
葛の花のサポニン効果は?
葛の花に含まれるサポニンは、トリテルペノイドサポニンと呼ばれる種類のものです。効果としては血中コレステロールを下げたり、脂肪の蓄積を防ぐ事ができます。そのほかにも血流を良くする効果もあるんですよ。また、抗酸化作用が高いためアンチエイジングにも効果が期待できます。
サポニンは毒性が強いとも言われていますが、葛の花に含まれるトリテルペノイドサポニンは毒性が弱く依存性もないため身体に負担をかけず安心して摂取する事ができるのです。
葛の花のおなか周りはどのくらいで現れる?
葛の花エキス300mgには約42mgの葛の花イソフラボンが含まれています。研究結果によると葛の花イソフラボン42mgを12週間以上摂取することで、おなか周りの内臓脂肪やBMIの減少が確認されました。ダイエット目的で摂取するなら、テクトリゲニンとして1日35mgの葛の花イソフラボンでも効果が期待できます。そのため少なくともテクトリゲニン類としての葛の花イソフラボンを35mgは摂取したいものですね。また3ヶ月は継続摂取をして様子を見ることをお勧めします。
葛の花イソフラボン入りサプリメント口コミランキング
葛の花イソフラボンが配合インターネットの口コミや成分、効果などから14もの項目を薬剤師の目線からチェックしランキングでまとめました。
販売元:株式会社オンライフ
限定価格:980円
この前言ってたスリムフォーのダイエット結果は…こちらです!お腹周りが-8cmでダイエット大成功><私が一番びっくりしてますw pic.twitter.com/hXr30Pn8En
— りぃなち (@bampstee) November 10, 2016
販売元:株式会社協和
限定価格:1,480円
販売元:株式会社ハーブ健康本舗
限定価格:980円
シボヘール74日目
体重70.0kg
体脂肪率16.2%週末食べすぎた気もしたのだが…
野菜中心の手作り鍋が効いたのかダイエット開始から最軽量!#シボヘール #ダイエット #ダイエッターさんと繋がりたい— chunojo@ダイエット垢 (@ChunojoDev) March 27, 2017
葛の花でおなかすっきりダイエットまとめ
葛の花イソフラボンであるテクトリゲニンは、脂肪のつきやすいお腹まわりや下半身のお肉を落としてダイエットをしっかりとサポートしてくれます。同様に葛の花に高含有されているサポニンも、ダイエットに有効で安心な成分です。更に高い抗酸化力により、身体の中からアンチエイジング効果を得る事もできますね。
葛の根からできている葛粉は食事としても摂取しやすいものですが、葛の花は普段はなかなか摂取が難しいものです。だから、葛の花の美容効果を得たいならサプリメントなどから摂取すると良いでしょう。