Tゾーンは皮脂の分泌量が多く、もともと角質が詰まりやすいためニキビができやすい箇所です。一方で、頬はTゾーンのように皮脂が多く分泌されない箇所ですが、それでもニキビができてしまいますよね。なぜでしょうか?
今回は頬にニキビができる原因を知り、その予防とできてしまった時の対処法について見ていきましょう。
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乾燥していませんか?
頬はおでこや鼻など顔の他の箇所と比べても非常に皮脂の分泌が少ないため、とても乾燥しやすい場所と言えます。肌は皮脂の分泌が多いと毛穴に角質が溜まりやすくなるためニキビができやすくなりますが、実は乾燥してもニキビができてしまいます。
なぜかというと、肌は乾燥することによりバリア機能が低下します。そうするとお肌を守ろうとして皮脂が過剰に分泌されるからです。
このような乾燥は、間違ったスキンケアや部屋の乾燥などが原因で起こります。
特に洗顔は、洗顔力の強いものは極力避け、顔の洗いすぎには注意をしましょう。また、保湿をしっかりとおこない、部屋に加湿器を置くなど工夫をしてみてください。
枕カバーは清潔ですか?
頬にニキビができる原因として、頬は面積が広いため雑菌に触れやすいという特徴が挙げられます。片方の頬にニキビができてしまう場合、できてしまった方の頬を下にして寝ていたということがあります。思い当たる場合は、枕カバーやその他寝具につく雑菌が原因となっている場合があります。寝具を定期的に干して日光消毒をしたり、積極的に除菌をするようにしましょう。
また、スマホやマフラー、髪の毛なども実は雑菌が多く、それらは最も触れやすい頬にニキビを作ってしまう原因となってしまいます。トイレの水となると誰も好んで触れたがりませんが、実は普段私たちが抵抗なく触れているものにはそれ以上に雑菌の多いものがはびこっているのです。日常的に頬に触れるものは特に清潔に保つように心掛けましょう。
こんな食生活送っていませんか?
肝臓には腸から吸収した栄養を体内で分解し体中に送る機能や、毒素を体内で分解し排出する機能があります。そのため肝臓機能が低下すると、体内の老廃物が排出されにくく肌のターンオーバーを妨げてしまうため、頬にニキビができやすくなってしまいます。
では、何が肝臓機能の低下を招くのでしょうか?
その代表的なものが、肝臓に負担をかける食事やアルコールの多量摂取です。
特にアルコールはほぼ肝臓のみで分解されるため、肝臓に大きな負担を与えます。そのほか、油の多いものやスナック菓子、乳製品や肉類も肝臓機能の低下を招きますので、摂取のし過ぎには注意をしましょう。一方で、野菜や海藻類、大豆製品など肝臓への負担が少なく、肝臓機能の再生を促す効果がありますので、積極的に毎日の食事に取り入れてみましょう。
ストレスためていませんか?
ストレス社会という言葉があるように、現代の人々は日々多くのストレスやプレッシャーと戦っています。仕事のストレスだけでなく、恋愛や結婚、出産・育児、家事、介護、そして人間関係やお金のこと。ストレスのない人はいないと言っても過言ではありませんが、このストレスはニキビの大敵です。ストレスによって女性ホルモンの分泌が減少し、男性ホルモン優位になります。この男性ホルモンが皮脂を多く分泌するため、ニキビができやすくなります。さらに女性の場合は生理前に男性ホルモン優位になりやすいため、この時期にニキビができやすくなります。
そのため、リラックスする時間を作り、睡眠時間を十分にとるなど少しでもストレスを減らしていくようにしたいですね。
また、毎日コップ1杯(200mg)の豆乳を飲むこともおすすめです。豆乳に含まれる大豆イソフラボンは女性ホルモンを増やし、男性ホルモンを抑えてくれます。そのためストレスで男性ホルモン優位となり、皮脂の分泌が増えるのを防ぐ効果があります。豆乳のほかに納豆も効率よく大豆イソフラボンを摂取できるため、豆乳が苦手な方はそちらでもかまいません。しかし、豆乳も様々な味の商品が出ていますので、豆乳が苦手な方でも無理なく続けることができると思いますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
頬にニキビができてしまうとなかなか隠すことができないため厄介ですよね。
今回はそんな頬にできるニキビの原因と対処法を見てきましたが、いかがでしたか?ニキビの原因はこんなことで?と思うことや、ほんの少し気を付けることで改善できることが多いと思います。頬にニキビができてしまった時は、乾燥していないか、雑菌に触れていないか、食生活やストレスの状態はどうかなどポイントを押さえておけばすぐに対処できます。
また、日ごろから少しずつ意識した食生活や習慣を取り入れれば、ニキビ知らずのお肌を手に入れることができるでしょう。頬ニキビの予防・対処法は簡単にできることが多いので、ぜひ試してみてください。