レモンと言えばビタミンCたっぷりの果物で、お肌に良いイメージが強いですね。でも、レモンは肌に良いだけの果物ではありません。ビタミンC以外にも色んな成分がレモンには含まれていて、なんとダイエットにも効果があるのです。
このレモンを用いたレモンダイエットは、実は様々な方法が紹介されていてそのやり方はひとつではありません。そんなレモンダイエットの方法をいくつかピックアップして紹介します。
これを機会にレモンの効果について見直してみてくださいね。
目次
レモンは低カロリーなの?
日本のスーパーで売られている一般的なレモンは、1個あたりの重さは凡そ80gから100gです。100gあたりのカロリーは皮も含めて約54kcal、果汁100mgあたりなら約27kcalとなっています。
あれ、意外とそんなにカロリーは低くない?本当にレモンでダイエットできるの?なんて思うかもしれませんね。確かにカロリーだけを見れば、もっと低カロリーの食品はたくさんありますよね。でもレモンの持つダイエット効果の秘密は、カロリーにあるわけじゃありません。レモンに含まれる成分にその秘密が隠されているんです。
レモンがダイエットに効果的な理由
レモンがダイエットに効果的な理由にはレモンに含まれている5つの主成分が大きく関係しています。
①レモンのポリフェノール成分エリオシトリン
レモンにはエリオシトリンというポリフェノールの一種が含まれています。このエリオシトリンには、脂質を分解し中性脂肪の抑制や脂肪肝の防止など肥満の予防に効果があるとして発表されています。
このエリオシトリンというポリフェノールは、柑橘類の中でもレモンやライムにしか含まれていません。同じ柑橘類であるオレンジやグレープフルーツなどには含まれていない希少な成分です。
②クエン酸
クエン酸といえば、疲労回復効果があるとして有名な成分ですね。クエン酸を摂取すると体内のエネルギー生産と消費のバランスが整い太りにくい身体を目指すことが可能になります。
またクエン酸には、ビタミンB6を効率良く吸収するという働きがあります。ビタミンB6は、筋肉量をアップさせるために役立つ成分なんです。筋肉量がアップするということは、基礎代謝も上がるということ。こうした事もダイエットにはプラスに働きますね。
またクエン酸は血行促進にも効果があると言われています。血行が良くなる事によって、腎臓や肝臓の働きもスムーズになり、老廃物を排出する働きもアップするんです。こうしたデトックス効果によるむくみの改善もダイエットを成功させる大切なポイントになります。
③食物繊維
レモンには、水溶性食物繊維・不溶性食物繊維が両方とも含まれていています。食物繊維はご存じのとおり、便秘の解消効果を発揮してくれる成分です。更に不溶性食物は、満腹感を生み出してくれる成分でもあるんですよ。これによりレモンの摂取には食べ過ぎを防止するという効果も生まれるのです。
④ペクチン
水溶性食物繊維のひとつであるペクチンは、とてもダイエット効果が高い成分です。
ペクチンには、コレステロールを下げる働きや血糖値の急激な上昇を抑える働きがあります。血糖値の急激な上昇を防ぐことによって過剰なインスリンの分泌を抑える事が肥満の防止に繋がっているのです。
それはインスリンが過剰に分泌される様になると、身体に余分な脂肪が蓄積されやすくなるためです。つまり、ペクチンの摂取により血糖値の急激な上昇を防ぐ=インスリンの過剰分泌を防ぐ=身体の脂肪の蓄積を防ぐ=ダイエットにも効果ありと上手く連鎖しているんですね。
⑤リモネン
レモンに含まれるリモネンには、リラックス効果がありアロマテラピーなどでも使用されています。
ストレスもダイエットには大敵で、ストレスを感じる事によって太ってしまう人も少なくありません。そのためレモンのリモネンは、ストレス太りの予防や解消にも効果を発揮してくれるのです。また、ダイエットはそれ自体がストレスの大きな原因となっている事もあります。こうしたダイエット中のイライラを解消するといった目的でも、レモンの摂取には意味があると言えるでしょう。
レモンが苦手な人は?
レモンが苦手な人はレモン入りの青汁など販売されています。レモンのダイエット効果と青汁の健康面のサポートにより、健康的にダイエットすることができます。
参考商品
商品名:レモンの青汁
価格:6,610円+送料無料
一日辺りの価格:220円
そのままでも飲みやすい青汁ですが、豆乳や牛乳などで割って飲むとより飲みやすくなります。レモンが苦手な方やレモンダイエットで健康面が心配な方は是非試してみて下さい。
レモンの青汁の総合評価:4.2/5.0点ユーザー評価
レモンダイエットのやり方は?
レモンダイエットのやり方には、最初に述べたように様々な方法があるんです。ここではいくつかのポピュラーなレモンダイエットのやり方について紹介します。
その1.ホットレモンウォーターダイエット
ホットレモンウォーターダイエットは、海外セレブの間でも人気のやり方です。これは、白湯にレモン果汁を混ぜたホットレモンウォーターを飲むといったダイエット方法ですね。一時、白湯ダイエットや白湯健康法というものが流行しました。ホットレモンウォーターは、その進化バージョンと言って良いかもしれません。
ホットレモンウォーターの作り方は、白湯180cc~200ccに対してレモン果汁を目安として20ccほど入れるだけです。レモン果汁は生のレモンを搾るのが難しいなら、市販のレモン果汁でも問題ありません。白湯×レモン果汁にする事で、身体を温め代謝アップ・消化機能が高まります。
ホットレモンウォーターは、1日に1杯から2杯飲むのがオススメです。1日2杯飲む場合は、朝と夜に。1日1杯飲む場合は、朝に飲むようにしましょう。ホットレモンウォーターは、朝1で飲むのがダイエットには効果的です。
その2.レモン水ダイエット
レモン水ダイエットは、基本的に上記のホットレモンウォーターダイエットと同じです。
レモン水の作り方は、水200mlにレモン1/2個を薄切りにしたものを浮かべるだけでOK。このレモン水のメリットは、皮もまるごと使えるというところです。レモンの皮にはレモンの有効成分が豊富に含まれているので、その分ダイエットに有効な成分を効率的に抽出することができます。
その3.はちみつレモンダイエット
これははちみつにつけたレモンを食べる一番オススメのダイエット方法になります。
はちみつレモンの作り方は、熱湯消毒をした瓶を用意してそこに5mm程度の薄切りにしたレモンを敷いてその上にはちみつ、またレモン、はちみつを重ねます。そのまま冷蔵庫で1~3日程度おいてでき上がりです。最低一晩おきましょう。
はちみつの量は、レモンが隠れる程度。レモン1個に対して100mm程度を目安にしましょう。
こうしてできたはちみつレモンは1日レモン1個を目安に、そのまま食べることがオススメです。はちみつレモンダイエットのメリットは2つあります。それは、有効成分の多く含まれている皮の部分をそのまま食べられるということがひとつ。そして、はちみつにより効果がアップするということです。
甘いはちみつがプラスされる事により、カロリーがアップするので一見ダイエットには、はちみつレモンは向かないように思えます。でも、はちみつはカロリー以上にメリットが多いものなのです。
はちみつのダイエット効果
まずはちみつにはグルコン酸という善玉菌を増やす作用のある成分が含まれています。そのためはちみつレモンを摂取することで、腸内環境が改善されて便秘が解消されるのです。
またはちみつは、白砂糖と違ってブドウ糖と果糖となっています。ブドウ糖と果糖は、すぐにエネルギー源に変わるという特徴があります。痩せやすい体質になるには、成長ホルモンがきちんと分泌されることが大切になるのですが、はちみつのブドウ糖や果糖は成長ホルモンを分泌する際に使うエネルギーとなってくれるのです。成長ホルモンには、脂肪分解を促進するという作用があります。
そのため、レモン1個分のはちみつレモンを朝と夜、眠る1時間ほど前に半分ずつ食べる事がオススメです。レモン水やホットレモンウォーターは、朝に飲むのが一番効果的と言われていますが、成長ホルモンは睡眠中に分泌されるものなのではちみつレモンは夜にもとっておきたいのです。
ただはちみつはカロリーもありますから、夜に1個分のはちみつレモンを食べるのではなく、1/2個分にしておきましょう。また、このはちみつレモンを使ってレモン水やホットレモンウォーターを作るのもオススメです。
はちみつには安眠効果もあるので、質の良い睡眠をとる事もできて一石二鳥ですね。こうしたはちみつとレモンを合わせると相乗効果を得る事ができます。
商品名:マヌカハニー
価格:5,800円
内容量:250g
一回100mm使う場合:2500回分
一杯分の価格:2.3円
マヌカハニーは熱処理していないオーガニックのハチミツです。サッカー選手の長友選手をはじめとする多くの芸能人やスポーツ選手が愛用しているハチミツです。
上記のどの方法でも基本的にはOK
レモンダイエットは、上記の方法のどれかひとつを選択しても良いですし、組み合わせて行っても構いません。ポイントは、毎日レモンを摂取し続けるということです。とある研究によると、レモンを日常的に食べている人は、糖や脂肪の代謝を活発にするアディポネクチンというホルモンの血中濃度が高いという報告があります。
ですから、上記のいずれかの方法で継続してレモンを摂取することがレモンダイエットには大切なんですね。
レモンダイエットの注意点は?
レモン水などを飲んだり食べたりした後はなるべく早く口をゆすぎましょう。何故ならレモンの酸は、酸蝕歯という状態を引き起こす可能性があるからです。酸蝕歯とは酸により歯のエナメル質が溶けだしてしまう症状のことです。口をゆすぐだけであって、直後に歯ブラシを使って歯磨きをすると余計に酸蝕歯になる可能性が高くなるので注意してくださいね。
また、レモンダイエットに使用するレモンは無農薬がベストです。どうしても無農薬のレモンが手に入らない場合は、レモンの皮は使わずに果汁のみや市販のレモン果汁エキスを用いてください。しかし、繰り返しになりますがレモンの皮には有効成分がたっぷりと含まれているので皮ごと使えるようになるべく無農薬のレモンを使用しましょう。
また、もしも胃が痛むような事があったらあまりレモンダイエットは体質的に向かない恐れがあります。
レモンダイエットまとめ
レモンダイエットは、継続する事で初めて効果が現れるダイエット方法です。レモンダイエットのやり方には、いくつもの方法があり上記で紹介したもの以外にもアレンジを加えたものもあります。そうした自由度の高さもレモンダイエットの魅力ですね。自分にあったレモンダイエットの方法を見つけて、チャレンジしてみてください。